ストレス社会だからこそ糖質制限

こんにちは、久家です。

 

前回

「糖質制限」について

お伝えしましたが、

いかがでしたか?

糖質制限はダイエット法ではない!

 

細かいことも書かせて頂きましたが、

要は

糖質制限は

単なるダイエット法ではなく

これからの時代の食文化として意味のあるもの

ということです。

 

あくまで

正しく理解して

正しく行なった場合ですが…

 

ぜひ糖質制限については

深く理解して

取り組んで頂けたらと思います。

 

今回は前回の内容を踏まえた上で

糖質制限と自律神経についてお伝えします。

 

目次

糖質制限で自律神経を整える⁉︎

ここのところお伝えしている

「解糖系」「ミトコンドリア系」

この2つのエネルギーシステムは

自律神経にも影響します。

 

解糖系は交感神経と深く関わっています。

一方

ミトコンドリア系は副交感神経と深く関わっています。

 

どっちが大事ということはなく、

自律神経はどっちも大事です。

 

しかし

あくまで直感的なものですが、

日本人が罹っている病気を

自律神経が影響していると仮定すると

7割ぐらいは交感神経優位で、

3割ぐらいは副交感神経優位で

起こっているように思います。

 

実際、

大規模な疫学研究において

合わせて数百万人を

数十年にわたって追跡した

全ての研究に共通するのが

「睡眠時間が少ないほど寿命も短くなる」

という結果です。

 

先進国で死因の上位を占めるのは、

・心臓病

・認知症

・糖尿病

・ガン

といった病気で、

その全てで睡眠不足との関係が

指摘されています。

 

このようなことが

解明されているにも関わらず、

日本人はぶっちぎりで

睡眠時間世界ワースト1

 

ストレス社会

スマホ、PCの普及

生活スタイルの変化

さまざまな理由はあるにせよ

睡眠不足は現代病

と言ってもいいかもしれませんね。

 

睡眠不足が

体にダメージを与えるメカニズムは様々ですが

その黒幕は「交感神経」と言われています。

 

なので、

前回お伝えしたように

糖質依存の生活から脱却して

ミトコンドリアが生み出すエネルギーで

生きていきます!

という糖質制限は、

副交感神経を優位にさせていくという意味でも、とても有効なものだと思います。

 

交感神経優位は命に関わる!

交感神経に関しては

これまでも度々お伝えしていますが、

その役割は

「体を活性化させ、興奮させること」

身に危険が迫った時に

「戦うか、逃げるか」

のストレス反応を引き起こします。

 

全身の機能を統率していて

・呼吸、

・免疫機能、

・ストレスホルモンの分泌

・血圧

・心拍数

などは

全て交感神経の支配下にあります。

 

交感神経が優位になることで起こる

急性のストレス反応は

数分から数時間で消えてしまうので

本当に身の危険が迫っているのであれば

この反応は役に立ちます。

 

しかし、

ずっと交感神経が優位な状態が続くと、命に関わる危険が出てくるんです。

 

「命に関わるなんて大袈裟すぎる」

と思われるかもしれませんが、

交感神経が優位な状態とは、

野生のライオンを目の前にした

「戦うか、逃げるか」の危機的状況が

ずっと続いているようなもの。

 

こんな状況に

ずっとさらされていたら

体はおかしくなりますよね。

 

ここ半世紀の間で

自律神経が人体に与える影響を調べた研究は、

ほとんど同じ現象を観察していて、

それが

「交感神経の過活動」です。

体がずっと

「戦うか、逃げるか」モードに入っている

ということです。

 

この交感神経の過活動が引き金となって

まるでドミノ倒しのように

全身の健康がむしばまれていきます。

 

最初に倒れるドミノは、

心拍数を抑える機能で

常に心臓がドキドキしている状態

になります。

 

心拍数が増えると

血管に送り出される血液量も増え、

血圧が上昇し、

それと同時に

ストレスホルモンである

コルチゾールも増加します。

 

コルチゾールが多い状態になると、

血管が収縮し

さらに血圧が上昇

 

さらに追い打ちをかけるように

全身の不調を癒してくれる

成長ホルモンの分泌が減少してしまう

 

成長ホルモンの分泌が減ると

傷ついた血管の内壁が修復されないので

内壁が段々と剥がれてしまいます。

 

そうやって

血管そのものが弱くなった所に

高血圧が血管を攻撃する…

 

こうなると修復は効きません。

動脈硬化のリスクが高まり、

血管はいずれ破裂

そして、

心臓発作、脳卒中

 

このように

交感神経の過活動で

どんどん全身がむしばまれていくのです。

 

「命に関わる」といった意味が

お分かりいただけたでしょうか。

 

ストレス社会を健康に生きていくために

現代社会での生活っていうのは

どうしても…

交感神経が優位になってしまいます。

 

ストレス社会とも言われ

ほとんどの人が

何らかのストレスを抱えながら

日々の生活を送っています。

 

それに加えて

寝る間際までスマホやパソコンを見て、神経を高ぶらせている

 

湯船に入らずシャワーで済ます…

 

睡眠時間が短い…

 

交換神経優位な人が多いのは

誰が見ても明らかです。

 

有名な話ですが、

交感神経は、

Fight or Flight(戦うか逃げるか)」

を司る神経と言われます。

危機的状況が目の前に迫った時に

ガッと優位になって

戦うか逃げるかを

一瞬で判断するための神経です。

 

なのでそもそも

交感神経がずっと高ぶっているなんて、人間の体には想定されていないんです。

 

逆に

副交感神経は

Rest and Digest(休息と消化)」

を司る神経と言われます。

休憩して消化吸収する。

このための神経です。

 

どう考えても、

副交感神経が優位な状態を

少しでも増やした方が

体には良さそうですよね。

 

しかしどうしても

現代生活ではそれが難しい現実があって、

いろんな現代病みたいなものが

出てきているわけです。

 

精神系の疾患というのも

こういったことと

無縁ではないと思います。

 

交感神経と副交感神経のスイッチが

うまく切り替わらなくなってくると、

当然体に不調が出てきます。

 

どっちが大事ということではなく

適切にスイッチできることが大事です。

 

ダラダラと

交感神経優位になっている

ダラダラと

副交感神経優位になっている

こんな状態が良くないということです。

 

そしておそらく

年齢やライフスタイルによって

どういうバランスで

優位にしておくべきかは

変わってくるので

各自がしっかりと見極めて

やっていく必要があると思います。

 

前回、お伝えした

「糖質制限の捉え方」

今回の内容にも通ずる部分があります。

 

普通に生活しているだけでも

交感神経優位になってしまう現代社会

 

解糖系が優勢に働いている、交感神経優位の状態

ミトコンドリア系が優勢に働いている、副交感神経優位の状態

どちらがこれからの社会を

健康に生きていくために必要でしょうか?

 

自律神経を整えて

ストレス社会を

健康に生きていくためにも

糖質制限は

とても意味のあることだと思います。

 

ぜひ糖質制限を

単なるダイエット法としてではなく、

本来の意味を正しく理解した上で

日常に取り入れていきましょう。

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

久家

 

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